2012.05.12 Saturday
中国地方制覇の旅 5月1日 「折り返し」

5:00、ネットカフェを出発。岩国市内で朝マックする。客は自分ひとりというなかで、
私は本日のドライブルートの策定に苦慮していた。実は5月3日には静岡に帰らなければならないのである。
昨日から気付いていたことであるが、結構めいっぱい走らなければ、コロプラの中国地方制覇は難しい。
マップルを眺めているだけで行きたいところは山ほど出てくるが、そんなとき私は、旅の鉄則「よくばらない」を念頭に置く。
さもなければ、「中国地方制覇」を第一の目標として掲げた今回の旅は、ひどく辛いものになってしまうだろう。

山口県は、想像以上に細かく地域分けされているが、そのほとんどは海沿いを走っていればゲット可能。
例外は、秋吉台を含む美祢地域。ここだけはピストン覚悟で内陸へ向かうしかなさそうだ。
そんなわけで、とりあえず海沿いを西へ進んでいく。
途中柳井市で「茶臼山(ちゃうすやま)古墳」というB級(?)スポットへ。
茶臼山古墳って何か聞いたことあるぞ、と思ったので立ち寄ったのだが、後で調べたら日本各地に同名の古墳があるそうで。
いかにも復元しましたと言わんばかりの埴輪たちが、よりB級感に磨きをかけているような気がした。
ウォーキング中の地元のおばさんに「おはようございます」と声をかけられ、私はきまりの悪い微妙な気持ちを抱いた。

引き続き海沿いを走り、光市を通過。1999年、あの母子殺害事件があったのがここだ。
当たり前だが、見た目は普通の、のどかな街である。社会的に大きな影響を与えた同事件の裁判は、
ようやく今年の2月になって事実上死刑が確定している。当時少年だった凶悪犯がこの街に戻ってくることは、もうない。
下松(くだまつ)市へ入り、笠戸島へ渡る。ここではなぐり海水浴場というところへ寄り道。
海上に遊歩道が設けられているのがちょっと珍しいくらいの、何でもない海水浴場だ。
時期が時期だけに、釣り人が2人いるくらいで閑散としている。

車に戻ろうとしたときに、ネコを3匹発見した。人に慣れているようで、近づいても平然としている。


この3匹は、どうやら親子のようだった。誰かここで飼っているのかもしれない。
見た感じは健康そのもので、とても野良には見えなかったし、広場のベンチの下にはダンボールが敷かれていた。
私はしばし撮影モードに突入し、この親子がじゃれあうシーンを心行くまで眺め、癒された。
その後は適当に、宇部から一部高速道路を利用しつつ、下関へ。
ひとりだと、グルメな旅をするのもなかなか難しいものがあるが、下関では美味しいものを食べようと考えていた。
Kのアドバイスによると、「バリそば」なるご当地グルメがあるらしい。長崎の皿うどんに汁気を足したものだという。
食べてみたい気もしたが、下関でそばといえば「瓦そば」という郷土料理の方に興味があったので、
店を見つけたらそちらを食べてみたいと考えていた。

とはいいつつも、やっぱり新鮮な魚介類ははずせないと思い、まずは「関門の台所」唐戸(からと)市場へ。
ここは、業者相手の卸売機能と、一般消費者も気軽に買える小売機能の2つが共存する、全国的にも珍しい販売形態となっている。
ちょうどお昼の時間で、中は大変な賑わいとなっていた。
新鮮な魚を使った握りたての寿司を、複数の水産業者が競うようにして販売している。私は全く予備知識なしで行ったのだが、
後から調べてみると、金、土、日、祝日はこうして1階が寿司まつり状態になり、観光客だけでなく地元の人までもが、
新鮮なネタを使った寿司を求めて唐戸市場に詰め掛けるらしい。いやー、ラッキーであった。
私も発泡スチロール製のトレーとトングをもらい、まるでパン屋のように、自分の食べたい寿司を取りレジに向かった。
お金を支払うと同時に醤油をかけてもらい、わさびと箸もその場で貰う。
上の写真で1,300円。高いと思いますか?いえいえ、安いんです。なぜならこれだけで至高の幸福を得られるのですから。

1階は上の写真のように、大変な混雑ぶり。2階は、写真の右上に写っているように長テーブルが置かれている。
私は2階へあがり、立ったまま寿司を堪能した。
新鮮なフグのにぎりは、もしかしたらここでしか食べられないのでは。珍しいものを食べることができたと思う。
でもこの中で一番感動したのは、一貫100円という最安値でありながら口に入れた瞬間プリッと弾けたエビである。
まさに新鮮そのもの。エビってこんなに美味しかったんだ、と幸せを噛み締めた。

瓦そばは・・・、置いといて、次に向かったのは火の山展望台。ここから関門海峡を一望できる。
ただ海峡を眺めるだけならすぐに終わってしまうが、せっかくだからと、私は周辺を散策してみることに。

火の山の山頂にある広場には、火の山砲台の遺構が残されている。帝国陸軍の要塞跡である。
廃墟といえば廃墟だが、公園として整備されているので、割とキレイ。

キレイといえば、ツツジがやたらキレイだったのが印象深い。この旅の中で、ツツジの美しさに初めて気が付いた。
さて、早くも旅の折り返しを迎えた。私は関門海峡を離れ、R9で日本海側を北上する。
市街地は交通量が多く、なかなか前に進まなかった。時刻は14:30になろうといいうところ。まだまだ先は長い。

本日の個人的なメインディッシュ、角島大橋に到着。ここはレクサスやスイフト、デミオ、ギャランフォルティス等、
車のCMでちょくちょく使われたりして、今や全国的にも有名な橋である。
島に向かって真っ直ぐ伸びた橋は、一直線でなく途中でへの字型に曲がるという特徴的な形をしており、
また、周辺がこれまた日本とは思えないほど美しいエメラルドグリーンの海だということで、一度は行ってみたい橋だった。
この日の天気は曇りで、海の色もやはり微妙な感じだったが、それでも透明感は相当なものだと思った。
曇りでこれなら、青天の日は一体どうなってしまうのだろう。

一度、角島大橋を渡り、すぐに引き返して、高台になっているところへ車でのぼった。
上から見ると、その特徴的な姿がよく見えた。様々な媒体でよく目にする景色。それがいま、目の前にある。やったった。
ここで、本日の宿に頭を悩ませた。この先、長門市にも萩市にもネカフェとか24時間サウナとかいうものはなさそうだったので、
秋吉台にある「景清洞トロン温泉」まで行き、素泊まりすることを決意。さっそく電話して予約を入れた。
温泉が21:00までで、受付が20:00までとのことだったので、少し急ぎ気味で、残りの景勝地を回ることになった。

長門市にある「千畳敷」。予想以上に何もなかった。時刻は18:00くらい。人影は見当たらず。
ただ、写真の奥に見えるテントから大音量のラジオが流れ、哀愁が漂っていた。ここはキャンプ場でもある。

同じく長門にある東後畑(ひがしうしろはた)棚田。ここは日本の棚田100選にも選ばれており、
日本海に沈む夕日や、イカ釣漁船の漁火が無数に輝く風景が有名で、カメラマンも多数撮影に訪れるという。
イカ釣りは5月下旬からで、このときはまだ時期ではなかったし、雨も降り始めて夕日どころではなかったため、早々に退散した。

長門から、道を間違えて萩市に入ってしまい、引き返す形となった。ついでに翌日ゲットの予定だった萩地域をゲット。
県道を南下し、秋吉台、景清洞トロン温泉に到着したのが19:00すぎ。美祢地域をゲットし、これで山口県制覇となった。


































![素材満載 ブログで作る かんたんホームページ [CD-ROM付き]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61XF13WMY1L._SL160_.jpg)